夏の夜の怖い話2018-①

去年の夏の終わり頃に「夏の終わりの怖い話①」だったかをブログに書いて「夏の終わりの怖い話②」は来年書くのが「怖い話」ってツイッターに書いたんだっけな?

2018-08-01 02:06:46

去年の夏の終わり頃に「夏の終わりの怖い話①」だったかをブログに書いて「夏の終わりの怖い話②」は来年書くのが「怖い話」ってツイッターに書いたんだっけな?
それからあっという間に1年近くが過ぎ今日から8月ですよ・・

という事でございまして「夏の夜の怖い話2018-①」行きます!

まず初めにお断りさせていただきますと私はいわゆる霊感というものは0です。
そして何より霊という存在は否定はしないまでも信じてはいない派です。
そんな私の実体験、怖いというより不思議?なお話です。

それでは聞いてください。

【風船】

あれは今から20年近く前の事でしょうか。
当時私はアミューズメント関連の仕事に携わっておりました。
アミューズメントなんて言うと聞こえは良いかもしれませんが、まぁ今でいういわゆるブラックですね。
場所は都内某所。現在も都内でも有数の観光スポットじゃないでしょうか。
でも、地元の人はあまり近寄らない場所なんですよね。
場所を特定して調べればすぐ分かってしまうんですが、いわゆるいわくつきの土地のイメージを払拭すべく建てられた建物でした。

特徴的なのはそれなりの建物なので首都高速から直接我々業者が出入りするような搬入口兼駐車場に入れるところでした。
我々の通用口は地上何階だったんでしょうか?
3階だったのかな?4階だったのかな?
ちょっとそこらへんは記憶が定かではないのですが1階、2階といった低層ではなかったのは間違いないと思います。

某観光スポットの建物でアミューズメント関連。
はい。仕事開始は閉店後なんですよね。
21時~7時くらいが作業できる時間帯になります。

そんなわけで若かりし頃の私は毎夜首都高をかっ飛ばし?現場に向かっていたわけです。
今でも思い出すのは立地なのか構造なのか気圧なのか、とにかく入り口の鉄の扉がめっちゃ空気が引っ付く感じで重かったことですね。

まぁ仕事は手慣れたものです。
私以外の職人さんもそれなりの選りすぐり?だったらしく、それはまた素晴らしいペースで仕事は進んでおりました。

最初は険しい顔だった監督さんも良いペースに好感したのか率先して休憩の差し入れをしてくれていました。
でも夜中の仕事+知ってる人は知っているいわくつきの場所だったのか休憩時間の怖い話は恒例化しておりました(笑
もうね。若い私達を怖がらせようと話持ってるのがバレバレなくらい(笑

そんなこんなで良い感じの雰囲気に包まれつつも、かなりペースも良かったので21時→7時くらいの作業時間も終盤には21時→3時~4時といった感じでかなり短縮されておりました。

私の作業としては最終日だったかな?
その日は全工程自体も終盤だった事とペースも良かったことと相成って監督と私含め5名ほどの人も全員一斉に仕舞ったんですよね。

それぞれが荷物片手に現場を後にしてエレベーターを呼んで乗り込んだわけです。
私は最終日だったので荷物全てを引き上げるため台車でした。
それで通用口のある階に向かったのですが・・

エレベータを出ると目の前は突き当りで左右に分かれた通路があって左に20mくらいが建物内部で右に7~8m、2mほどクランクして10mほど進んだ先が駐車場の重い扉なのですが・・

エレベーター出たら少し左に風船が浮かんでるんですよ。

一瞬「うわっ」って思いましたが建物自体が催し物も開催しているので「日中配られた風船が紛れ込んだんだろうな」って多分そこにいた全員が思ってたと思います。

でもやっぱ時間が時間じゃないですか。今まで散々怖い話で驚かされてたじゃないですか。

私、ふと言ったんですよね。

「あの風船ついてきたら怖くないですか?」って・・

皆シラケた感じで「ハイハイ」とばかりにツカツカ先に進んでいたんですが、ふと振り返ると風船付いてきたんですよ・・マジで・・

うわ~!遂に来たか!

なんて思ったりもしましたが、すぐ先は右行って左のクランク構造です。
巻き風に付いてきただけだろ。そこで終わりさ。
なんて思いながら軽快にクランクを過ぎると何と・・
壁に当たることなく風船が付いてきているんですよね・・

でも私も若かった!

へいへい監督!風船マジで付いてきちゃってるよ!やばくない?(笑
みたいな感じで今までのお返しとばかりに言ったわけです。

でもその数秒後ですね。冷えたの。

私の問いかけに一切反応しない監督。
真顔で歩く速度が若干早くなる作業員。
一番後ろで台車を押していた私。

一番後ろだったせいか気が付くのが一番遅かった私・・

そう。冒頭で申した通りここの通用口の扉はめっちゃ重い。
建物が常に空気を吸ってしまっているのか扉付近じゃヒューヒュー吸気音が聞こえるほどに。

扉に向かっている私の髪は向かい風を受けている・・

あぁ・・これやばいやつかもしれないorz

そう思って少し速度を上げつつ扉に向かい、振り返ると私の5mくらい後ろだったかな?
そこに風の影響も受けず佇む風船を見たときは心底不気味感じました・・

なんの落ちもありませんが、私が体験した不思議なお話①でした!